ねこ好きスタッフが多いオルネ ド フォイユでゆるりと活動している「オルネコ部」。オルネコ部員は、日々ねことの気まぐれで穏やかな暮らしを妄想中です。

ねこの生活用品は、
インテリアに馴染むように取り入れたい。 

ねこが快適に過ごせるような家づくりとは?

ねこの生活用品は、
インテリアに馴染むように取り入れたい。 

ねこが快適に過ごせるような家づくりとは?

そんな疑問を解消するべく、Instagramでねことの素敵な暮らしを日々発信されている方々を取材しました!
インタビュアーは、オルネコ部 新入部員の木邑(きむら)です。

取材を通して見えてきた、ねこも人間も心地よく暮らすヒントとは。全3回でお届けします。

オルネコ部 きむら

ねこをこよなく愛する。好きが高じて大学ではねこの心理学を研究していたほど。実家で飼っている2匹のねこ写真を眺めては 日々癒やされている。オルネに入社してインテリアにも興味津々。ねことの暮らしに今日も思いを巡らせます。

オルネコ部 きむら

ねこをこよなく愛する。
好きが高じて大学ではねこの心理学を研究していたほど。実家で飼っている2匹のねこ写真を眺めては 日々癒やされている。オルネに入社してインテリアにも興味津々。ねことの暮らしに今日も思いを巡らせます。

第3回は「ねこトンネルのあるお家」です。
白と黒とグレーのインテリアで統一された、soieさん(@_soie_)のお家を取材しました。

soieさんのお家は、築40年、3LDKのリノベーションしたマンション。柔らかな光の差し込むシンプルで落ち着いた空間に、人間2人とねこ1匹で暮らしています。

一緒に暮らすねこは、アカウント名の由来でもある、マンチカンのスワ。スワ(soie)は、フランス語で「絹」を意味します。絹のように毛並みが滑らかで気持ちいいことから名付けたそうです。 

チャームポイントは鼻の斑模様と前髪みたいな頭の模様です。

スワはおとなしくておっとりした性格。動き回ったり、どこかに飛び乗ったりすることもなく、いつも穏やかです。soieさんが趣味の読書をしている間は、程よい距離感で同じようにまったり過ごしているのだとか。soieさんがリラックスしている空気を感じ取って、一緒にのんびりしているのかもしれませんね。

短い足をクロスさせてベッドで眠るスワの足元 

インテリアコーディネーターのお仕事をされているsoieさん。家の中は白・黒・グレーを基調としたインテリアで統一され、非常にすっきりした印象です。

「白と黒とグレーを基本に、シンプルな感じにリノベーションしました。また、とにかく収納をたくさん作りました。散らかっている状態が好きでないのもありますが、ねこが何でも口にしてしまう癖があるので、すぐに片付けられるように」

ご飯が出てくるのを待つスワ。ソファの肘掛けが定位置です。

soieさんのお家には、お部屋をきれいに保つための工夫がほかにも。

最近新調したというソファは、爪研ぎでボロボロにならないよう、傷に強い生地のものに。選ぶ際には、実際に生地のサンプルをいくつかスワに試してもらったそうです。壁も、同じ理由から壁紙ではなく塗り壁にしました。

「壁でもソファでも爪が研げないので、スワのために用意した爪研ぎやキャットタワーを活用してくれるようになりました。ソファで爪研ぎされて生地がボロボロになるのも愛おしいのですが(笑)」

引っ掻きに強く、生地の質感も好みのソファは、同じくスワもお気に入り。カウチ部分でのお昼寝が日課です。光の差し込み具合と風がちょうどよく、きっとお家の中でいちばん気持ちいい場所なんでしょうね。

実は、カウチソファを選んだ理由は、足を伸ばして座りたいというご主人の願いを叶えるためだったとか。そんなご主人も、気持ちよく寝ているスワに邪魔だとはいえず、結局狭いスペースで我慢。想像するだけでほほえましい光景です。

soieさんのお家で一際目を引くのが、ねこトンネル。
小人の通り道のような、遊び心あふれるこちらのトンネルは、寝室と廊下をつないでいます。寝室のドアが閉まっていても、ねこが寝室とリビングを行き来できるように作ったそうです。

強面の職人さんが一生懸命作ってくれたねこトンネル。スワは自分のための抜け道であることを理解しているのか、写真のように、ドアが開いていてもトンネルを使って出入りします。ときどき廊下側から顔だけを覗かせていることがあり、ぎょっとするそうです。

soieさんは、ねこの快適さや安全面には配慮しながら、ご自身の好きなインテリアを楽しむことも大切にしています。そのため、ねこの生活用品は、機能性だけではなく、インテリアに馴染むか、自分自身が気に入るものかどうかという視点で選びます。

リビングにある爪研ぎは、少し珍しい形。

「まず、形がかわいくて気に入りました。サイズが少し大きめで、カーブしている部分が体にフィットするのか、爪研ぎの上でくつろいでお昼寝していることもあります。色味も、縁の部分が黒くてインテリアに馴染むので気に入っています。」

爪研ぎとともにお気に入りのグッズが、水飲み場のトレイ。fog linen workの商品で、スワの名前「絹」と、fog linen workの「麻」にシンパシーを感じて購入されたそう。リネンの生地がコーティングされたこちらのトレイは、洗って使えるので、少し水を飲むのが下手なスワのこぼした水や、ご褒美のウェットフードの食べこぼしを受け止めるのに大活躍です。

基本的にシンプルなインテリアで、動物モチーフなどは取り入れていないsoieさんが、唯一お家に迎えたねこ雑貨があります。

「イギリスに旅行したときにたまたま入った雑貨屋さんで見つけました。なんともいえないスンとした表情に一目惚れして、連れて帰ることにしました」

確かに、この表情はキュンときます!動物モチーフでありながらもシンプルで、インテリアにも馴染みやすいですね。

もともとミルクジャグとして作られた陶器のねこは、イギリスからはるばる日本にやってきて、今はキッチンでsoieさんを見守っています。


お仕事にされるほどインテリアがお好きなsoieさん。お話を伺って、ねことの暮らしや居心地の良いお部屋づくりを心から楽しんでいらっしゃることが伝わってきました。
ペットは飼い主に似るといいますが、soieさんとスワには共通してゆったりした空気が流れているような気がします。

くつろぐねこの隣でまったりと本を読む。そんな穏やかで平和なねことの暮らしに、今日も思いを巡らせます。

基本的に在宅ワークのsoieさん。お家のワークスペースの一角、その日に使う書類を入れるためのカゴの中に、スワが収まっています。

ねこって何かに収まるのが好きですよね。狭いところに入りたがるのは身の安全を確保するためだとか。また、ねこが何かの上に乗るのは、ちょっとした征服者気分を味わっているからだともいわれています。soieさんが愛用しているカゴだと分かったうえで、あえてそこに収まっている可能性もありますね。
仕事に必要な資料ですが、スワがカゴでお昼寝しているときは、起こさないよう、どうにかその資料を使わない方向で考えるそうです。堂々とした立ち振る舞いに、ご主人からは「支店長」と呼ばれているんですって。

オルネコ部員が行く!ねこと暮らすお家
 
 
vol.1|2022.08.29
 
 
vol.2|2022.09.12
憧れの建築家とつくったお家
 
 
vol.3|2022.09.26
ねこトンネルのあるお家

2022.09.26

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