Astier de Villatte / Setsuko Bol Losange
20世紀美術の重要な画家であるバルテュス。その妻である節子夫人が、アスティエ・ド・ヴィラット
のクリエーションに共鳴して生まれたコラボレーションシリーズ、Setsuko。
バルテュスが晩年を暮らしアトリエを構えた、スイスのグラン・シャレと呼ばれる木造邸宅やその庭、
バルテュスがたびたび描き愛したネコなどをモチーフとしながら、自身も画家として創作活動をする
節子夫人の自由な感性によって、ユニークなアイテムの数々が制作されました。
湯のみ茶碗ほどの大きさのプチボウル。ラインと菱形のモチーフです。
すっとすぼまったフォルムが作る陰影が美しいです。
他のシリーズに比べて肉厚感のある装飾からは、作家の感性が伺われます。
地の赤土のラフな表情も加わって、和の器に通ずる枯れた味わいがあります。
内側の底に刻印があります(この写真はBambooです)。